Pythonと生成AIで無料RPAをやろう

部品発注データと図面をリンク!Pythonと無料ツールで始めるRPAによる業務効率化

昨今、多くの企業で注目を集めているRPA(Robotic Process Automation)。ノーコードのツールを用いた業務効率化が広がる中、僕の仕事である機械設計の現場でも、膨大な部品発注データと設計図面の連携を自動化するシステムの構築に挑戦しています。特にPythonを活用することで、無料でRPAを始められ、生成AIや他の外部ツールとの連携によって、さらに効率化の可能性が広がる未来も見えてきました。本記事では、その取り組みと期待される効果について詳しく紹介します。

Pythonと生成AIで効率化をさらに加速

Pythonは、無料で試行錯誤を重ねながら使える点が魅力であり、生成AI(例:ChatGPT)からのサポートも受けられるため、特に自動化の初心者にとって心強い味方です。複雑なコードの作成や自動化アイディアについてAIにアドバイスを求めることで、作業が驚くほどスムーズに進みます。また、まだ開発途中の段階でもAIの助言を受けつつ試行錯誤を繰り返すことで、完成に向けたステップを確実に踏める点が大きな利点です。

自動化システム構築の流れ

現在、目指しているのは、部品発注データと設計図面をシームレスにリンクさせ、業務を効率化することです。大量のデータを一元管理し、手作業を軽減することで作業のスピードアップと品質向上を図っています。以下のような工程でシステム構築を進めています:

  1. Excelデータの自動整理
    部品発注データをopenpyxlを使って分類・抽出し、必要な情報を整理します。これにより、情報を簡単に取り出せるデータベースが整備されます。
  2. VBAでの外部出力受け取り
    VBAからのデータをPythonで取り込み、必要な加工を施したり、他のデータと統合したりする工程を自動化します。
  3. 設計図面とのリンク
    各部品の図面ファイルと発注データをリンクさせ、一元的に管理できるシステムを構築。設計担当者や発注担当者が迅速に情報にアクセスできるようにします。
  4. バッチファイルでスケジューリング
    タスクスケジューラとバッチファイルを使って日次のデータ更新や進捗管理を自動化し、手間をかけずに最新データを常に維持できるようにします。

Google SpreadsheetやChatGPT APIとの連携でさらに拡張性アップ

Pythonでの自動化システムが構築されると、次のステップとしてGoogle SpreadsheetやChatGPT APIとの連携も視野に入れています。

  • Google Spreadsheetによるリアルタイムデータの共有
    発注データや進捗状況をGoogle Spreadsheetに自動更新すれば、設計チームや他部署のメンバーも最新の情報をリアルタイムで共有できます。特に、リモートワークや外出先でもアクセスできるため、柔軟な業務対応が可能になります。
  • ChatGPT APIを活用したチャットボット構築
    ChatGPT APIを活用して、進捗確認やデータ照会に応答するチャットボットを導入すれば、社内からの「最新の発注状況は?」「部品図のリンクは?」といった質問に瞬時に回答できるようになります。業務の効率化はもちろん、作業の中断を減らし、スムーズな情報共有が可能になります。

生成AIとPythonがもたらす未来の業務効率化

生成AIや外部ツールとの連携を駆使することで、Pythonによる自動化システムが社内のデジタルアシスタントのように活躍する未来も実現できると期待しています。生成AIのサポートを受けながら、柔軟でカスタマイズ可能なRPAシステムを構築することで、さらに業務を効率化し、僕たちのような小さなチームでも低コストでデジタル化を推進することが可能です。

まとめ

Pythonと生成AIを使ったRPA導入は、特別なコストをかけずに業務の自動化が可能で、業務効率を向上させる確実なステップとなります。特に専用ツールの導入が難しい小規模企業にとって、Pythonによるカスタマイズ性の高さと学習コストの低さは大きな魅力です。また、Google SpreadsheetやChatGPT APIとの連携により、情報のリアルタイム共有やチャットボット機能も導入可能で、これらの工夫がもたらす業務効率化の効果は計り知れません。

僕と同じように、日々の業務を少しでも効率化したいと考えている方は、ぜひPythonを活用した自動化の一歩を踏み出してみてください。生成AIと無料ツールをうまく活用すれば、手作業にかける時間が減り、本来の業務に集中できる時間を増やせるでしょう。

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